「おっとり」と「のんびり」の違いとは?分かりやすく解釈

「おっとり」と「のんびり」の違いとは?言葉の違い【2語】

似たような意味を持つ言葉として「おっとり」「のんびり」があります。

2つの言葉はそれぞれどのような意味があり何の違いで使い分ければいいのでしょうか。

は今回は、「おっとり」「のんびり」の違いを解説します。

「おっとり」とは?

「おっとり」とは、「せわしいところがなく鷹揚なさま」を意味する言葉です。


「おっとり」の使い方

主に人の気質や性質を表す時に使われる表現でせかせかした気ぜわしいところがなくゆったりとしたおおらかさを指します。

一般的には育ちの良さに由来する言葉です細かいことを気にしない大らかさを表す意味で使うことが多く、貧乏暇なしの逆を行くような余裕がある人に特有のおおらかな雰囲気を表す言葉です。


「のんびり」とは?

「のんびり」とは、「のどかで心身が緊張から解き放たれているさま」を意味する言葉です。

「のんびり」の使い方

心と体が安らかでリラックスしている状態やそのような状態になれる雰囲気を指します。

ノルマを課されていたり締め切りが迫っていたりなど何かに追われるようなことがない、穏やかな時間が流れるようなくつろいだ様子に対して用いられる表現です。

「おっとり」と「のんびり」の違い

性格や気質など生まれ持ったおおらかさを表すのが「おっとり」、穏やかに過ごす時間やくつろいだ様子などやろうと思ってする行動が「のんびり」という違いで区別されます。

「のんびり」は気質や性質を表す意味でも使いますが普段忙しい人が緩やかな時間を過ごす時に意識的にとる行動を表す意味で使うのに対し「おっとり」は意識的にとる行動に対しては使わないという違いがあります。

「おっとり」の例文

・『おっとりした性格』
・『おっとりした言葉遣いに育ちの良さが表れている』

「のんびり」の例文

・『バカンスでのんびり過ごす』
・『焦っても仕方がないのでのんびり歩く』

まとめ

「おっとり」「のんびり」はどちらもゆったりとして穏やかな様子を表す言葉ですが使い方が異なります。

それぞれの意味と使う対象を正しく理解しておきましょう。