「独占欲」と「支配欲」の違いとは?分かりやすく解釈

「独占欲」と「支配欲」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「独占欲」「支配欲」の違いを分かりやすく説明していきます。

「独占欲」とは?

「独占欲」とは自分だけのものにしたいと思ったり他の誰にも渡したくないという欲求です。

良いものや希少なものを自分だけが持っているという優越感のために独り占めしたいということもあれば、他人の手に渡ってしまい自分の下から離れていくことを恐れて誰にも渡したくないということもあります。

人間関係で使われる場合執着している相手が自分以外の人に目を向けることや自分以外の人と人間関係を持つことすら嫌がる感情が「独占欲」です。


「支配欲」とは?

「支配欲」とは人や物を自分の思い通りにしたいという欲求です。

自分のものにしたいという感情を伴うことも多いですが、他人に貸したり取り戻せるようにするのも自分の都合で可能にしたいという場合もあるので、必ずしも手元に置きたいと思っているとは限りません。

人間関係で言えば子供のあらゆることを管理したがり自由を許さない親が「支配欲」の強い人の代表例ですが、恋人にあれこれ命令し従わないと不機嫌になるという人なども「支配欲」によるものです。


「独占欲」と「支配欲」の違い

「独占欲」「支配欲」の違いを、分かりやすく解説します。

対象を独り占めして他人に渡したくないというのが「独占欲」で、対象を自分の思い通りにしたい自分の意のままに従えたいというのが「支配欲」です。

「独占欲」は上下関係を作らず対等な関係のまま独り占めを望むこともありますが、「支配欲」は従えたいという欲求なので必然的に上下関係が生まれます。

まとめ

命令なしに自分の下から離れないようにしたいという場合もありますが、必ずしも独り占めしたいと思うわけではないので、「支配欲」は独り占めしたいという願望から出る欲求ではありません。

独り占めしたいという欲求は「独占欲」であり、独り占めできるなら相手が自分に都合よく動いてくれなくても構わないというのも「独占欲」なので、両者は絡み合う場合も少なからずある別の欲求と言えます。