この記事では、「内弁慶」と「人見知り」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「内弁慶」とは?
周囲の目を気にするあまり、簡単には人と関われないことを「内弁慶」【うちべんけい】といいます。
このような人は、相手から挨拶されても素直に返せないは、話しかけられると恥ずかしがりその場から逃げるといった行動を見せるのです。
それでいて自分は相手からどう見られているか酷く気にしたり、知っている人たちの中に入り、中心にいたいと思うところがあります。
「人見知り」とは?
まったく面識がない人とは顔を合わせたり、話もできないことを「人見知り」【ひとみしり】といいます。
人を避けてしまう行動を見せたり、顔を合わせられないといった行為を見せるのです。
このような者は、相手が自分を悪く見てはいないかと思うあまり、簡単には関われないと思ってしまいます。
それでいて家族とは楽しく会話できたり、一緒に行動するといった姿を見せるのです。
「内弁慶」と「人見知り」の違い
「内弁慶」と「人見知り」の違いを、分かりやすく解説します。
何度会っても打ち溶け込めない「内弁慶」の人は、心が通うと思う人には安心して気を許します。
このような人は他人の目を気にしたり、評価を得たいと思うため仕事を頑張り、それなりの成果を出す努力を欠かしません。
もう一方の「人見知り」は、初めて会う者へ心を閉ざしてしまい、簡単には友人関係になれないといった人を指します。
「内弁慶」の例文
・『内弁慶の人はどのような性格か分からないので、扱いに戸惑う』
・『子供の内弁慶は学校と家での態度が違うため、大人は驚いてしまう』
「人見知り」の例文
・『近所の子供にでさえ心を開かない娘は、極度の人見知りで困る』
・『夫は営業の仕事に就き、人見知りを克服しようと努力している』
まとめ
人と関わるのが苦手なタイプを2つご紹介しましたが、状況に応じてうまく使い分けて、自分や相手がどのような人か伝えてみるといいでしょう。