相手に対して、何かやって欲しいことがあり、本当はすぐにでもやって欲しいのですが持って回った表現として「時間があれば、お試しください」という表現を使います。
それでは、この「時間があれば」とはどういう意味でしょうか。
また、「時間があったら」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「時間があれば」と「時間があったら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「時間があれば」とは?
「時間があれば」とは、相手に何かをやってもらいたいが、ダイレクトに頼むのは気が引けるという場合に使用する表現です。
仮定の言葉である「れば」を使用して、「時間があるならば、?をやってください」という意味になります。
「時間があったら」とは?
「時間があったら」とは、相手に何かをやってもらいたいが、ダイレクトに頼むのは気が引けるという場合に使用する表現です。
仮定の言葉である「たら」を使用して、「時間があるならば、?をやってください」という意味になります。
「時間があれば」と「時間があったら」の違い
「時間があれば」と「時間があったら」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、相手に何かをやって欲しい時にもって回った言い方として使用されるものであることは同じですが、この2つにはニュアンスのが違いがあります。
これはすでにご説明したうように、「れば」と「たら」という仮定の接続語の違いによるものです。
仮定の意味で用いるときの意味としてもほぼ同じなのですが、では、何が違うのでしょうか。
それは、頻度の違いです。
つまり、「れば」を使用するときの条件は一回であることが多いのに対して、「たら」の時の条件は何度も反復することが多いという部分です。
たとえば、「今日、彼を見たら伝えてください」と「この本を見たら思い出してください」の違いを考えれば明確です。
まとめ
この記事では、「時間があれば」と「時間があったら」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、意味としてはまったく同じと言っても良いものですが、実は相手に与える印象は若干違うので、それを認識した上で使用するシチュエーションを選ぶのが重要です。