「自己評価が低い」と「自己肯定感が低い」の違いとは?分かりやすく解釈

「自己評価が低い」と「自己肯定感が低い」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「自己評価が低い」「自己肯定感が低い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「自己評価が低い」とは?

「自己評価が低い」とは自分の持っている能力や人としての価値を低く認識していることです。

自分のことを仕事ができないと思っていたり見た目やスタイルが悪いなど、欠点だらけで長所がないと認識している人を指します。

実際にそういった欠点が多く事実を事実として認めている人も含みますが、長所を無視して欠点ばかりを気にする人を指すことも多いでしょう。


「自己肯定感が低い」とは?

「自己肯定感が低い」とは今の自分を許容したり認めたりできないことです。

簡単に言ってしまえば自分のことが嫌いな人とも言えますが、自分を認めることができないという問題が根っこの部分にあります。

そのため今の自分が嫌だからと変わる努力をする人もいますが、努力の結果悪い点を改善できたとしても自分を認められないせいで良くなったと認められない人も珍しくありません。

また「自己肯定感が低い」と自罰的になってしまったり、自分では努力をしても無意味と無気力になってしまうことも多いでしょう。


「自己評価が低い」と「自己肯定感が低い」の違い

「自己評価が低い」「自己肯定感が低い」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の能力や価値を低く見積もることが「自己評価が低い」で、自分を認められないことが「自己肯定感が低い」です。

「自己評価が低い」は他人との比較が基準となり自分が他人より劣るという考え方になります。

しかし「自己肯定感が低い」は自分で自分を許容できないという考え方であり他人からの評価や他人との比較は直接的に関係ありません。

まとめ

「自己評価が低い」から「自己肯定感が低い」ことも多ければその逆も多いので混同されがちですが、それらは同じものというわけでは決してありません。

自分は無能で良いとこなしだと認め「自己評価が低い」けれどそれが自分だから仕方ないと受け入れている人もいれば、他人から見たら非常に優秀なのに自分はだめな人間だと考える「自己肯定感が低い」人もいるものです。