「今日」と「今日日」は似ている言葉ですが、どのような意味の違いがあるのでしょうか。
今回は、「今日」と「今日日」の違いを解説します。
「今日」とは?
「今日」とは、「今現在のこの日」を指す言葉です。
「今日」の使い方
うるう年を除く1年を365等分した24時間のことを「日」といいます。
時間の単位としての日は午前0時からの24時間を一区切りとして更新されます。
日付が変わる0時から再び日付が変わる深夜23時59分59秒までの今の1日を表す言葉が「今日」です。
主観となる存在が今現在過ごしている時間の1日を指して「今日」といいますが、1年前や1年後など同じ月日の日付のことも「去年の今日」というように「今日」と表現します。
「今日日」とは?
「今日日」とは、「今どき」という意味で使われる表現です。
「今日日」の使い方
「きょうび」と読みます。
時代遅れであるさまを表す言葉で「今日という日にあって」の略語です。
今日という日にあって時代が進んでいることを考えればもっと流行に合った言動や格好ができるはずなのにそれができていない古臭さを表します。
あまり上品な表現ではない俗語の話し言葉として使われ、今の時代に合っていない時代遅れの様子をバカにし軽んじる侮蔑的なニュアンスを含む表現です。
「今日」と「今日日」の違い
今現在のこの日を指すのが「今日」で今日という時間の最先端にふさわしくない様子を表すのが「今日日」という違いで区別されます。
「今日」は時間を表すのに対し「今日日」は時代性を表す言葉です。
「今日」の例文
・『今日から新学期が始まる』
・『今日までバーゲンセールをやっている』
・『今日中にレポートを提出しなければならない』
「今日日」の例文
・『今日日スマホぐらい小学生でも持っている』
・『今日日パソコンくらい使えるのが当たり前だ』
・『今日日海外旅行など珍しくもない』
まとめ
「今日」と「今日日」では意味が全く異なります。
わずか1字で大違いなので注意してください。