この記事では、「ノーセンス」と「ナンセンス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ノーセンス」とは?
「ノーセンス」とは、「センスがない」や「センスが悪い」、「ダサい」、「趣味が悪い」という意味を表す外来語です。
「センス」は「感覚」や「気持ち」、「意識」、「観念」などの意味を含める英単語“sense”に由来する外来語であり、ここでは「美的感覚」というニュアンスで用いられています。
したがって、「ノーセンス」は“no sense”=「美的センスがない」、「ダサい」という意味を示す表現になります。
「ノーセンス」の使い方
「ノーセンス」は名詞としてや形容動詞として使われています。
「ナンセンス」とは?
「ナンセンス」とは、「意味がない」や「バカげていること」、「理解力や知能が低いことやその様」、「道理に則していない、ありえないこと」、「相手の言い分を頭から否定するときに用いられる語」としての意味を含める言葉です。
「ナンセンス」は「無意味な言葉」や「たわごと」、「バカげた考え」、「つまらないこと」などの意味を含める“nonsense”に由来する外来語です。
「ナンセンス」の使い方
「ナンセンス」は名詞としてや形容動詞として使われています。
「ノーセンス」と「ナンセンス」の違い
「ノーセンス」は「センスがない」や「センスが悪い」、「ダサい」などの意味を表す言葉です。
対して、「ナンセンス」は「意味がない」や「バカげていること」、「道理に則していない、ありえないこと」などの意味を表す言葉です。
「ノーセンス」の例文
・『彼の着こなしにおける色使いは実にノーセンスだ』
・『このブランドのアイテムだが、私にはノーセンスにしか思えない』
「ナンセンス」の例文
・『結果論で物事にケチをつけるのはナンセンスだ』
・『彼女は主観的、感情論的ばかりでナンセンスなことを言っている』
まとめ
「ノーセンス」と「ナンセンス」はどちらも外来語であり、字面も似通っていますが、指し示す意味は全く異なるということでした。