「なんでもいい」と「どうでもいい」の違いとは?分かりやすく解釈

「なんでもいい」と「どうでもいい」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「なんでもいい」「」の違いを分かりやすく説明していきます。

「なんでもいい」とは?

どういうものでもよい、という意味です。

「なんでも」には、どういうものでもという意味があります。

「なんでもそろっている」「なんでも話せる」のように使う言葉です。

「いい」「よい」の砕けた言い方です。

「よい」には、許容範囲であるさま、優れているさま、適切であるさまという意味があります。

つまり、「なんでもいい」はどのようなものでもよい、という意味になるのです。

ある親は、子どもに勉強をして欲しいと思っています。

この科目の勉強をして欲しいというものはなく、どんなものでも構わないので、子どもが興味を持つ事柄を勉強して欲しいと思っています。

これを「なんでもいいから勉強をして欲しい」のように表現します。


「どうでもいい」とは?

どのようにでもなればよい、といった意味です。

「どうでも」は特別に決める必要のないことを表す語で、どのようにでもという意味があります。

「いい」「よい」の砕けた言い方です。

ある人と別のある人が会話をしているとします。

目的があって会話をしているのではなく、話している内容はつまらないものです。

これを「どうでもいい話」のようにいいます。

今度は服装のことで説明をします。

妻が服装選びに迷っています。

茶色のコートと黒のコートではどちらがよいか、夫に質問をしました。

夫はどちらでも変わらないと思っているし、妻の服装に興味がないので、「どうでもいい」と答えました。

このように、どのようなものでも構わない場合に使用をする言葉です。


「なんでもいい」と「どうでもいい」の違い

「なんでもいい」「どうでもいい」の違いを、分かりやすく解説します。

前者はどういうものでも、後者はどのようにでもという意味を持っています。

夕飯についてだと、「なんでもいい」という場合は、カレーでも、シチューでも、肉じゃがでもよいという意味になり、「どうでもいい」という場合は、夕飯には興味がないという意味合いになります。

まとめ

似たような意味に感じられる言葉ですが、どういうものでも、どのようにでも、とそれぞれ意味が異なります。