「難化」と「易化」の違いとは?分かりやすく解釈

「難化」と「易化」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「難化」【なんけ】と「易化」【いか】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「難化」とは?

問題が難しくなるといった状態を表す言葉が「難化」【なんけ】です。

去年よりも今年度の問題は「難化」していれば学生が解くのが難しくなったと伝えられるのです。

いかに難しさが増して大変かといった状態を表せる言葉であり、「期末テストが難化して困った」と嘆く気持ちを表します。

このように、レベルが上がって困る様子を2文字でうまく伝えるときに使うわけです。


「易化」とは?

難しいと思う問題を容易にすることを「易化」【いか】といいます。

たやすいという意味がある「易」に、その状態が変わるといった意味合いがある「化」を掛け合わせた言葉です。

例えば、去年よりも今年の試験内容を「易化した」といえば、前年度よりもテスト内容に容易な問題が増えたと分かります。

このように、物事を簡単にしたり、難しくない状態にするとき使う言葉です。


「難化」と「易化」の違い

「難化」「易化」の違いを、分かりやすく解説します。

前よりも難しさが増しているか表すのが「難化」です。

「受験が難化する」といえば、前にも増してテスト内容が難しくなっていて、解けなくて困ると言えます。

もう一方の「易化」は、難しい問題や状況を簡単にすることを意味します。

とくに、テスト問題を簡単にするといった場面でよく使われている言葉であり、「今年の問題は易化した」といえばいかに前よりも解きやすくなったと分かるわけです。

「難化」の例文

・『受験が年々難化しているため、学生はより高度な対策が必要だ』
・『有名私立大学では、去年よりも難化した問題を多数出す傾向にある』

「易化」の例文

・『去年のセンター試験よりもかなり易化した問題が多くてよかった』
・『世界史の出題形式が易化したため、学生は対策しやすくなった』

まとめ

対照的な意味を持つ言葉を2つご紹介しましたが、どの状況であればどの言葉を使えばいいか自分なりに考えて使い分けてみましょう。