この記事では、「恩着せがましい」と「恩がましい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「恩着(おんき)せがまし」とは?
「恩着せがましい」とは、「いかにも恩に着せるように厚かましいこと」を意味する言葉です。
「恩着せがましい」の使い方
「恩着せがましい」は形容詞として使われています。
「恩(おん)がましい」とは?
「恩がましい」とは、「恩を着せた態度であること」や「恩着せがましいこと」を意味する言葉です。
「恩がましい」の使い方
「恩がましい」は形容詞として使われています。
「恩着せがましい」と「恩がましい」の違い
「恩着せがましい」と「恩がましい」はどちらも「恩に着せるような態度で厚かましいこと」を意味する言葉です。
したがって、二語は同義語の関係に当たると言えます。
ただし、「恩着せがましい」が一般的に使用されているのに対し、「恩がましい」は比較的使用されている例が少ない表現と言えます。
「恩」は「人から受ける感謝すべき行為」や「恵み」、「慈しみ」、「情け」という意味を表す言葉です。
「恩に着せる」は「恩を施したことについて、わざとありがたく思わせようとする」という意味を表す言葉であり、「がましい」は「○○の様子である」や「○○の傾向がある」、「○○のきらいがある」という意味を表す言葉になります。
「恩着せがましい」の例文
・『彼の恩着せがましい態度に、彼女は不満が溜まっている様子であった』
・『彼女の恩着せがましい物言いは度々トラブルの原因となっている』
・『先輩の恩着せがましい性格にはウンザリしている』
「恩がましい」の例文
・『同僚の恩がましい振る舞いに対し、私は控えるように促した』
・『この人物は恩がましいことの1つも言わずに、ボランティア活動に従事した』
まとめ
「恩着せがましい」と「恩がましい」はどちらも同じ意味を表す同義語ということでした。