この記事では、「従いまして」と「よって」の違いを分かりやすく説明していきます。
「従いまして」とは?
「従いまして」は「したがいまして」と読みます。
意味は、「接続詞として、前の条件によって順当にあとの事柄が起こることを表す丁寧な語」です。
「従いまして」の言葉の使い方
「従いまして」は、ビジネス用語だけではく日常でも幅広く使われます。
「従い」は動詞「従う」の連用形で「後ろについて行く」から転じて「その通りにする」「応じる」という意味、「まして」は丁寧語「ます」の連用形に接続詞「て」が付いた語です。
基本的に、「結論を出す際に、中間における事情を説明する接続詞の丁寧語」として使われます。
「よって」とは?
「よって」とは、「接続詞として、理由を表す文章に続いて、結論へと導く語」です。
「よって」の言葉の使い方
「よって」はビジネス用語や裁判用語など、やや堅苦しい場面で使われることの多い言葉です。
「因って・依って」と書き「よりて」の音変化、「よる」は「それを原因とする」という意味、「て」は接続詞です。
基本的に、「ものごとの結論へと導く接続詞」として使われます。
「従いまして」と「よって」の違い
「従いまして」は「結論を出す際に、中間における事情を説明する接続詞の丁寧語」です。
「よって」は「ものごとの結論へと導く接続詞」です。
「従いまして」の例文
「従いまして」の例文は以下の通りです。
・『しばらくオフィスは休業になります、従いまして会議はリモートになります』
・『節電に従いまして、一部照明を消して営業します』
・『取引先が連休になります、従いまして入金は週明けになります』
「よって」の例文
「よって」の例文は以下の通りです。
・『ゴミ置き場は不衛生である、よって管理する人が必要である』
・『不法駐輪が後を絶たない、よって通路を閉鎖する』
・『反対意見が数多い、よって議案は否決された』
まとめ
今回は「従いまして」と「よって」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。