「対応方」と「対応法」の違いとは?分かりやすく解釈

「対応方」と「対応法」の違いとは?言葉の違い【2語】

古から続く会社などの社内のやり取りで使われる表現として、「連絡方、お願いします」とか「対応方、お願いします」のようなものがあります。

それでは、この「対応方」とはどういう意味でしょうか。

また、「対応法」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「対応方」「対応法」の違いを分かりやすく説明していきます。

「対応方」とは?

「対応方」とは、「対応」という単語に、丁寧表現、あるいは強調表現の「方」がついたもので、「対応してほしい」という意味を込めて「対応方おねがいします」というふうに使用します。


「対応法」とは?

「対応法」とは、「対応する方法」という意味の言葉であり、言い換えるならば「対包するための手段」とも言えます。

つまり、何かを行うためのメソッドという意味を持つ言葉ということです。


「対応方」と「対応法」の違い

「対応方」「対応法」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、一見同じ読みで、同じ意味を持つ言葉のように思ってしまいますが、実は読みも意味も全く違う言葉なのです。

前述のように、「対応方」「たいおうかた」と読み、「対応」という単語を強調して、注意を向けるために使う表現です。

それに対して、「対応法」は前述のように「対応方法」とも記述され、「対応する方法、手段」という意味の言葉です。

この2つの言葉が並列に語られる背景には、間違いなく「対応方法」という言葉が存在していることがあり、これによって「対応方法」の間違った言い方として「対応方」が生まれたものと考えられます。

まとめ

この記事では、「対応方」「対応法」の違いを、解説してきました。

この2つに関しては、前述のように、間違いから並べて比較されるようになった言葉です。

このように、勘違いによって作られた言葉はたくさんあり、例えば「絶体絶命」を記述しようとして「絶対絶命」と誤記するのは有名な話です。

これに関しては、そもそも正しい方の「絶体」のほうを間違いだと思っている人が多いのも特徴です。