「判った」と「分かった」の違いとは?分かりやすく解釈

「判った」と「分かった」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「判った」「分かった」の違いを分かりやすく説明していきます。

「判った」とは?

「判った」とは物事に対して見分けや区別がつくようになったことを指します。

判という字が何かをはっきりさせるという意味や、何かを見分け区別しわけると言う意味なので、漢字の持つ意味通りの意味を持った言葉と言えるでしょう。

区別がつくようになったことを指すので基本的には単体のものを観察する場合に使うような言葉ではなく、複数の似たものを見比べてそれぞれの違いで区別できるようになったことを指す言葉です。


「分かった」とは?

「分かった」とは物事の内容を捉えたことを指す言葉です。

「判った」と同じように似たものの違いを見極め区別できるようになったことも含みますが、相手の言う事などを理解し何を伝えたいかを把握したという意味もあります。

「分かった」は理解しはっきりと明瞭に捉えるという意味であり、理解すると言う部分だけを取り上げて使われたり、明瞭に捉えることから転じて区別出来るようになるという意味で使われるなど範囲の広い言葉です。


「判った」と「分かった」の違い

「判った」「分かった」の違いを、分かりやすく解説します。

見分けや区別がつくようになったことをさすのが「判った」で、物事を理解し明瞭に認知できるようになったことが「分かった」です。

どちらも区別できるようになったことも指しますが、「判った」には他の意味がないのに対し「分かった」はそれ以外にも理解したという意味でも使えます。

まとめ

物事の見分けや区別のような判別できるようになったことが「判った」で、それと物事を理解したという意味を併せ持つ言葉が「分かった」になります。

言葉の持つ意味の範囲が広いので基本的には「分かった」で事足りますが、あえて言葉の持つ意味が狭い言葉を使うことで意味合いまでわかりやすくしたい場合に使われるのが「判った」と言えるでしょう。