「レベチ」と「ダンチ」は同じような意味で使われているスラングの一種です。
2つの言葉はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「レベチ」と「ダンチ」の違いを解説します。
「レベチ」とは?
「レベチ」とは、「レベルが違う」の略語で「力量や技量に大きな差があること」を意味する言葉です。
「レベチ」の使い方
ロールプレイングゲームでは主人公の強さを「レベル」という数字による段階制で表します。
レベルが低いほど弱くレベルが高いほど強いことを表し、レベルが異なるとそれだけで大きな力量差があることになります。
「レベチ」とは「レベルが違うこと」つまり力量や技量にはっきりとした差があることを意味する言葉として使われているスラングです。
「ダンチ」とは?
「ダンチ」とは、「段違い」の略語で「格差があること」を意味する言葉です。
「ダンチ」の使い方
比較した時にはっきりと分かるほど大きな差がついているさまのことを「段違い」といいます。
相手にならないほど強かったり比べ物にならないほど上手だったりなど明らかに抜きん出ていて違いがはっきり分かる様子を指す「段違い」を略したスラングが「ダンチ」です。
「レベチ」と「ダンチ」の違い
レベルが違うのが「レベチ」、段違いなのが「ダンチ」でどちらも力量や技量にはっきりと違いがあるさまを表していて意味はほとんど同じです。
「レベチ」と「ダンチ」の違いは「歴史」です。
「レベチ」はロールプレイングゲームが一般的になりレベルとかいう概念が当たり前になってから広まった言葉で2015年ごろにブームとなって定着した言葉なのに対し、段違いの略である「ダンチ」は江戸時代から使われています。
「レベチ」の例文
・『レベチなので相手にならない』
・『一緒にしたら失礼なくらいレベチだ』
「ダンチ」の例文
・『新型なのでパワーがダンチだ』
・『赤のほうがダンチでかっこいい』
まとめ
「レベチ」と「ダンチ」は同じような意味ですが歴史に大きな違いがあります。
略語なので元の正しい言い方も憶えておきましょう。