この記事では、「となっている」と「になっている」の違いを分かりやすく説明していきます。
「となっている」とは?
「となっている」は、「ものごとが想定外に変化して、現在もその状態が続いていること」という意味です。
「となっている」の言葉の使い方
「となっている」は、動詞を含んだ複文として結果を表す時に使われます。
「と」は格助詞として「次に続く動詞の状態や内容を表す」という意味、「なって」は動詞「為る(なる)」の連用形「為り」に助詞「て」が付いた「為りて」が促音化したもので「今までと違った状態・形に変わって」という意味、「いる」は接続詞「て」に続いて、「動作・作用の結果が、続いて現在もあることを表す」という意味、「となっている」で、「今までと違った状態・形に変わって、現在も続いてあること」になります。
基本的に、話し手にとって想定外の結果になった時に使われます。
「になっている」とは?
「になっている」は、「ものごとが自然に変化して、現在もその状態が続いていること」という意味です。
「になっている」の言葉の使い方
「になっている」は、動詞を含んだ複文として結果を表す時に使われます。
「に」は格助詞として「ある状態や資格などを表す」という意味、「なって」は「今までと違った状態・形に変わって」という意味、「いる」は「動作・作用の結果が、続いて現在もあることを表す」という意味、「になっている」で、「今までとは違った状態・形に変わって、現在も続いてあること」になります。
基本的に、ものごとの自然な流れによりある結果になった時に使われます。
「となっている」と「になっている」の違い
「となっている」は「ものごとが想定外に変化して、現在もその状態が続いていること」です。
「になっている」は「ものごとが自然に変化して、現在もその状態が続いていること」です。
「となっている」の例文
「となっている」の例文は以下の通りです。
・『男性もお茶を淹れることとなっている』
・『新人は早く来ることとなっている』
「になっている」の例文
「になっている」の例文は以下の通りです。
・『必ず確認することになっている』
・『毎朝挨拶することになっている』
まとめ
今回は「となっている」と「になっている」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。