この記事では、「お二方」と「お二人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お二方(おふたかた)」とは?
まず、「二方」には「2人を敬って言う語」や「二つの方面」、「両方」という意味が含まれています。
「お二方」はその「二方」に尊敬を表す接頭辞「御(お/ご)」を付け足した表現であり、「相手2人を敬っていう語」としての意味を表します。
「お二方」の使い方
「お二方」は相手2人を敬って言う語であり、人に対して使われている名詞の敬語表現です。
「お二人(おふたり)」とは?
まず、「二人」には「ふたりの人」や「人数が2であること」という意味が含まれています。
「お二人」はその「二人」に尊敬を表す接頭辞「御(お/ご)」を付け足した表現であり、「相手2人を敬って言う語」としての意味を表します。
「お二人」の使い方
「お二人」は相手2人を敬って言う語であり、人に対して使われている名詞の敬語表現です。
「お二方」と「お二人」の違い
「お二方」と「お二人」はどちらも「相手2人を敬って言う語」を意味する同義語です。
細かい違いを述べると、「お二方」のほうがよりかしこまった表現であり、「お二人」のほうがより柔らかい表現になります。
したがって、目上の人やビジネスシーンなどでは「お二方」を使用した方が適切だと言えます。
逆に、そこまでかしこまる必要がない場合は「お二人」を使用した方が親しみを感じやすいと言えるでしょう。
「お二方」の例文
・『お越しいただき、本日はお二方ともありがとうございました』
・『お二方のお考えをお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか』
「お二人」の例文
・『何から何までお二人には大変お世話になりました』
・『お二人にお会いできる日を心待ちにしております』
まとめ
「お二方」と「お二人」はどちらも同じ意味を表す同義語ということでした。
ただし、「お二方」はかしこまった表現であり、「お二人」はより柔らかい表現であるということでした。