「食指が動く」と「触手が伸びる」の違いとは?分かりやすく解釈

「食指が動く」と「触手が伸びる」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「食指が動く」「触手が伸びる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「食指が動く」とは?

食欲が生じる、ある物事への欲望や興味が生まれる、という意味です。

食欲が生じるという意味で、「そそる」という言葉を使いたくなりますが、本来は「動く」という表現をします。

おいしそうなものを見たり、よい香りをかいだりすると、「食べたい」という気持ちが出てきます。

それまで、それほどお腹が空いていなくても空腹感を覚えることもあります。

食べたいという気持ちが出てくるのです。

そのような状態を意味します。

長時間何も食べていなくて何かを食べたい、という状態とは違います。

食べものだけでなく、ある事柄に興味が起こるという意味でも使います。


「触手が伸びる」とは?

欲しいものを手に入れようとして働きかけるという意味です。

「触手」とは、無脊椎動物の口の周りにある小突起をいいます。

イソギンチャクは触手を持つ生物です。

触手には「刺胞」という細胞が含まれており、刺胞を使って他の生物をマヒさせ、口の中に生物を入れます。

エサを手に入れよとして触手を動かすのです。

欲しいものを手に入れようとして働きかけているといえるでしょう。

人間には触手はありませんが、欲しいものを手に入れるために働きかけることを、このような言葉で表現します。

食べものに関してだけでなく、他の事柄に関しても使うことができます。


「食指が動く」と「触手が伸びる」の違い

「食指が動く」「触手が伸びる」の違いを、分かりやすく解説します。

前者は、食欲が起こる、物事への欲望や興味が起こるという意味です。

欲しいという気持ちが起こることで、それを手に入れるために行動するという意味までは含みません。

後者は、欲しいものを手に入れようとして働きかけることです。

欲が起こるという意味ではなく、活動をすることをいいます。

まとめ

一方は欲望や興味が起こること、もう一方は働きかけることで、意味が異なります。

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