この記事では、「返答」【へんとう】と「答える」【こたえる】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「返答」とは?
人の問いかけに対して答えて返すことを「返答」【へんとう】といいます。
「操作の仕方が分からない」と聞いてきたとき、「このように使う」と解決策を返す状況で使われている言葉です。
また、「こっちを向いてください」と話しかけられたとき、「何ですか」とその呼びかけに快く対応するといった行動や行為で示すのも「返答」の一部になります。
「答える」とは?
質問されたとき、その内容に相応しい返しすることを「答える」【こたえる】といいます。
例としては、数学の問題が出題されたとき、計算してその答えを出すわけです。
他には、場所が分からない客が「化粧室はどこですか」と聞いてきたときは、分かりやすく、ある場所を正しく教えます。
このように、相手が求める答えを出す場面で使うわけです。
「返答」と「答える」の違い
ここでは「返答」と「答える」の違いを、分かりやすく解説します。
問いかけられたとき、その質問に対して自分なりに答え方を考えて伝えることを「返答」といいます。
相手が求める答えによく耳を傾けて、相手が納得するように答えるため考えて伝えます。
もう一方の「答える」は問題を解くため、正しい正解を伝える行為を「答える」といいます。
例えば、受付の人は客に商品や店の場所を聞かれれば正確に「答えて」伝えるのです。
「返答」の例文
・『客に質問されたので、詳しく性能についてメールで返答した』
・『間違いなく返答するため、上司に使い方を聞いて返答した』
「答える」の例文
・『北海道を開拓した男性の名前を正確に答えた』
・『質問された内容に正しく答えるため、頭の中で考えた』
まとめ
どちらも相手に聞かれたときの応答の仕方を指しますが、使い方に違いがありますので、自分なりに状況に応じた使い分けをしてみましょう。