「根元染め」と「全体染め」の違いとは?分かりやすく解釈

「根元染め」と「全体染め」の違いとは?分かりやすく解釈専門用語・業界用語

「根元染め」「全体染め」はヘアカラーに関係する言葉です。

2つの言葉をそれぞれ何を意味しどこに違いがあるのでしょうか。

今回は、「根元染め」「全体染め」の違いを解説します。

「根元染め」とは?

「根元染め」とは、「髪の毛の根元だけを染めること」を意味する言葉です。


「根元染め」の使い方

人の髪の毛は根元から伸びてくるため髪の毛の全てを別の色に染めたとしても髪の毛が伸びてくると根元部分だけ染める前の元の色で伸びてきます。

例えば黒髪の人が全てを金髪に染めた場合、時間が経過し地毛が伸びてくると根元部分だけ元の黒髪の色になりプリンのような見た目になります。

ヘアカラーを使い伸びてきた部分の髪だけを染めることを指す言葉が「根元染め」です。

別名をリタッチといい、伸びてきた部分だけを他の部分と同じ色に染めて違和感をなくす染め方です。


「全体染め」とは?

「全体染め」とは、「髪の毛全体を染めること」を意味する言葉です。

「全体染め」の使い方

頭髪の一部分だけではなく全体を同じ色に染めることを指します。

黒髪を全部金髪に変えたり部分的な白髪を隠すために全体を別の色に染めたりするのが「全体染め」です。

髪の毛全体を同じ色に染めるのでまだらにならずきれいに仕上がります。

「根元染め」と「全体染め」の違い

「根元染め」「全体染め」の違いは「染める範囲」です。

髪が伸び地毛の色が見えてきた部分だけを以前使用したのと同系色のヘアカラーで他の部分と同じ色に染めるのが「根元染め」、髪の毛全体をヘアカラーで染めるのが「全体染め」という染める範囲の違いで区別されます。

「根元染め」は染めた後に伸びてきた髪に対策として施すのに対し「全体染め」は白髪染めやイメージチェンジなどで施す、という目的の違いもあります。

「根元染め」の例文

・『伸びてきた白髪を根元染めで隠す』
・『根元染めで若々しさを取り戻す』

「全体染め」の例文

・『全体染めには時間がかかる』
・『全体染めでガラリとイメージが変わった』

まとめ

「根元染め」「全体染め」は染める部分の違いで区別されます。

それぞれ専用のヘアカラー剤が販売されているのでの目的に合わせて選びましょう。