この記事では、「日本銀行」と「中央銀行」の違いを分かりやすく説明していきます。
「日本銀行」とは?
日本銀行は、にっぽんぎんこうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、東アジアに位置する民主制国家という意味を持っている日本の漢字に、金融機関の一種という意味を有する銀行の漢字を付け足す事で完成した言葉となっています。
だからこそ日本銀行は、発券銀行、銀行の銀行、政府の銀行という三つの役割を担う日本の銀行です。
「日本銀行」の言葉の使い方
日本銀行は、日本の金融組織の中核をなしている銀行です。
国内の金融政策にとって重要な三つの役割を持つ国内唯一の銀行という意味で、この言葉が使用されたりするのです。
日銀と略されることも多いです。
「中央銀行」とは?
中央銀行は、ちゅうおうぎんこうと読むべき言葉となっています。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、働きの中で中心となっている位置という意味の中央の漢字に、預金の受け入れや資金の貸し出し為替取引等を行う金融機関等の意味がある銀行の漢字を加える事で誕生した言葉です。
以上の事から中央銀行は、一国内で金融組織の中核をなしている銀行を示します。
「中央銀行」の言葉の使い方
中央銀行は、その国の金融組織の中心となっている銀行に対して用いられる言葉です。
より具体的には、法定通貨の独占発券権を有し、銀行の銀行、政府の銀行としての役割を持つ銀行という意味で、この中央銀行の言葉は駆使されています。
「日本銀行」と「中央銀行」の違い
日本銀行と中央銀行の漢字を見比べれば、日本と中央という文字の違いに気付けるものです。
所がその後に続くのは同じ銀行の漢字であり、文字通りどちらも銀行を表現する言葉となっています。
というのも中央銀行は、一国の金融組織において中核をなす銀行という意味を示すのです。
そして日本銀行は、日本における中央銀行を表す言葉となります。
まとめ
2つの言葉は、共通する漢字が指し示す様に、銀行を意味する言葉です。
関係性も深く、中央銀行は一つの国の金融組織の中心となっている銀行に対して用いるべき言葉となります。
もう一方の日本銀行は、日本の金融組織の中心となっている銀行なので日本の中央銀行という意味で利用される言葉です。