この記事では、「トンボ返り」と「日帰り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「トンボ返り」とは?
「トンボ返り」は「とんぼがえり」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「空中で一回転すること」という意味です。
2つ目は転じて「目的地まで行き、用事を済ませたら真っすぐ帰って来ること」という意味です。
「トンボ返り」の言葉の使い方
「トンボ返り」は慣用句として「トンボ返りする・した」と使われます。
語源は、「トンボ」が空中で軽やかにひるがえる様子に由来します。
ここから、「目的地で用事を済ませたら、他になにもせずすぐに戻って来ること」として使われる様になりました。
尚、「トンボ帰り」と表記するのは誤りです。
「日帰り」とは?
「日帰り」は「ひがえり」と読みます。
意味は、「行った先で宿泊せず、その日のうちに帰って来ること」です。
「日帰り」の言葉の使い方
「日帰り」は名詞として「日帰りする・した」「日帰り旅行」などと使われます。
「日」は「一昼夜」という意味、「帰り」は動詞「帰る」の連用形が名詞化した語で「元いた場所に戻る」という意味、「日帰り」で「まる一日のうちに元いた場所に戻ること」になります。
「トンボ返り」と「日帰り」の違い
「トンボ返り」は「目的地で用事を済ませたら、他になにもせずすぐに戻って来ること」です。
「日帰り」は「まる一日のうちに元いた場所に戻ること」です。
「トンボ返り」の例文
「トンボ返り」の例文は以下の通りです。
・『トランポリンの上でトンボ返りする』
・『沖縄まで行ってトンボ返りする』
・『急用で呼び出されてトンボ返りする』
「日帰り」の例文
「日帰り」の例文は以下の通りです。
・『日帰りで出張する』
・『近郊にある日帰り温泉へ行く』
・『日帰りバスツアーに参加する』
まとめ
今回は「トンボ返り」と「日帰り」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。