「資する」と「寄与する」の違いとは?分かりやすく解釈

「資する」と「寄与する」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「資する」「寄与する」の違いを分かりやすく説明していきます。

「資する」とは?

「資する」とはなにかを助けたりなにかの役に立つことを指す言葉です。

誰かの助けになるというような直接的な人助けを指すのではなく、なんらかの計画を進める上で役立ったり物事を進める手助けをすることが「資する」と言われます。

資という漢字にはなにかの元手や元手を与えて助けるという意味があるので、物事を進めるための元手や材料となるものを渡して手助けするという意味の言葉が「資する」と言えるでしょう。


「寄与する」とは?

「寄与する」とはなにかの役に立つことや役割を果たすことを指す言葉です。

こちらは物事に使うのではなく人のためであったり社会のためになることに使われます。

そのため役割を果たすというのも社会的に求められている役割を全うするという意味になりますし、言ってしまえば人や社会へ貢献することが「寄与する」と言い換えられるでしょう。

他人の計画した物事を進めるのではなく自分で起こした物事が社会の役に立つことが「寄与する」と言われます。


「資する」と「寄与する」の違い

「資する」「寄与する」の違いを、分かりやすく解説します。

物事の助けになったり物事を進める役に立つことが「資する」で、人や社会の助けになったりそういった物事に貢献することが「寄与する」です。

「資する」は他人の起こした物事を進めることですが、「寄与する」は結果的に社会のためになる自分の起こした物事を進めることを指します。

まとめ

「資する」「寄与する」の違いは他の人が始めた物事を進めること自体が目的なのか、それとも物事を進めて成し遂げることの結果として人のため社会のためになることが目的なのかという点にあります。

「資する」では他人の始めた他人の物事の手助けをしていますが、「寄与する」では他人の物事の手助けをして社会貢献していることもあれば自分の始めた物事で社会貢献している場合もあるでしょう。

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