この記事では、「松茸」【まつたけ】と「舞茸」【まいたけ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「松茸」とは?
アカマツの根元に寄生する菌根菌を「松茸」【まつたけ】といいます。
秋には収穫できる量が増えますが、他の時期には育たないことも多いため販売価格が高くなります。
大きさはぶなしめじや松茸と比べればかなり大きく成長し、棒のように太く、カサもしっかりしているキノコであり、火で炙って柑橘類を絞って食べたり、塩や醤油を付けて食べるわけです。
この「松茸」に人工栽培で採れたものがない理由には、どのような環境で育てれば立派に成長するか明らかになっていないため、人工での栽培が難しいことから自然に成長して採れたものが一般的に販売されています。
「舞茸」とは?
国内で販売されている「舞茸」【まいたけ】の多くは人工に栽培されているものです。
湿度や温度をうまく管理して、室内を温かい状態にして培養するための菌床をいくつも置き、管理した上で栽培しています。
そんな「舞茸」の天然は滅多にお目にかかれないキノコであり、幻とも言えるほど見つけにくかった食材でした。
見つけた者は心踊るほど嬉しい気持ちになるため、舞い上がったところからこのような名前が付いたのです。
その貴重なキノコは高値で売買されているほど天然の松茸よりも希少性が高いものでした。
「松茸」と「舞茸」の違い
「松茸」と「舞茸」の違いを、分かりやすく解説します。
松の根に生えるのが「松茸」であり、太く、長さもあるため食べ応えがあるキノコです。
独特な香りがあり、茶碗蒸しや炊き込みご飯など料理にとてもよく合う食材になります。
人工栽培ができず、現在販売されているものはほぼ天然ものになるわけです。
日本や北朝鮮、中国といった夏と冬がはっきりしているアジア圏内で採れます。
もう一方の「舞茸」は販売しているキノコのほとんどが人工栽培であるため、かなり安く買えるキノコです。
枯れる寸前のミズナラの根元に生える希少性が高いキノコであり、一度生えればそこには何度も生えます。
ステーキのソースに入れれば香り豊かな深みが出ますし、天麩羅にも合う料理となるわけです。
まとめ
どちらも天然ものは希少性が高いキノコですが、人工栽培ができるかできないかの違いがあります。
また、香りや使われている料理も異なりますので、自分なりに比較してみるといいでしょう。
