この記事では、「建築施工管理技士」と「管工事施工管理技士」の違いを分かりやすく説明していきます。
「建築施工管理技士」とは?
「建築施工管理技士」とは建造物を建てるにあたりスケジュールを立てたり作業する人たちを指示管理する立場の人です。
どのような建物を建てるかは他の人が設計していることが多いですが、その通りに建設するにはどれくらいの期間や人数が必要になるかのスケジュールを立てます。
また作業が始まってからは現場に監督として立ち、建築士各員の資格や能力などで仕事を割り振って作業を進めさせることも仕事の内です。
名前通り建築を総合的に管理する人が「建築施工管理技士」と思って良いでしょう。
「管工事施工管理技士」とは?
「管工事施工管理技士」とは建物にパイプなどの管を通すための工事を管理する立場の人です。
建物で水やガスを使うための水道管やガス管などの管を通す工事を取り扱いますが、それと関連して空調や衛生設備の工事も仕事に含まれます。
どこに管を通すのかそのためにはどこを工事する必要があるか、工事する際に誰をどこに配置しどんな作業をさせるかの采配などを管理するのが「管工事施工管理技士」です。
「建築施工管理技士」と「管工事施工管理技士」の違い
「建築施工管理技士」と「管工事施工管理技士」の違いを、分かりやすく解説します。
建物を建てるための工事を計画しそのための人員を管理するのが「建築施工管理技士」で、建物に水道管などの管を通すための工事を計画しそのための人員を管理するのが「管工事施工管理技士」です。
まずは「建築施工管理技士」が建物を建ててから「管工事施工管理技士」が管を通すことになります。
まとめ
名前についている文字通り建物を作る工事を管理するのか、それとも水道管やパイプなどの管を通すための工事を管理するのかが「建築施工管理技士」と「管工事施工管理技士」の違いです。
建物がなければ「管工事施工管理技士」の仕事もありませんが、逆に管を通さないと「建築施工管理技士」が建物を建てても機能しないので、建物を完成させるにはどちらも欠かせません。