この記事では、「チーズ」と「フロマージュ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「チーズ」とは?
牛乳に乳酸発酵を入れてかき混ぜればできるのが「チーズ」です。
日本では牛の乳からとれるものを一般的に「チーズ」といいますが、海外では山羊、水牛といった家畜を飼って加工します。
栄養価が高く、βカロテンやビタミンAといったものを含み、さらには一価不飽和脂肪酸をたっぷり含むのも魅力的なところです。
日本では癖もなく、食べやすい味のプロセスチーズが一般的ですが、海外では癖にはまるゴーダチーズをワインのつまみとして食べています。
また、ピザやサラダに深みを出すチェダーチーズや食材の旨みを邪魔せず、コクを出すカマンベールなど様々な商品が揃う食品です。
「フロマージュ」とは?
日本で馴染み深いプロセス、ナチュラルなどすべてのチーズをまとめて「フロマージュ」といいます。
癖がなく、まろやかな乳の味と深みを楽しめる牛乳や、独特な味を凝縮させた羊の乳を発酵させて、それぞれが持つチーズの食感を楽しめるよう凝固させたものを“fromage”とフランス語で書いた言葉です。
「フロマージュ・ブラン」といえば柔らかく、白いクリームチーズを表します。
「フロマージュ」にはゴルゴンゾーラやラクレット、ミモレット、マスカルポーネなど様々な味や食べ方など種類が揃う食品です。
「チーズ」と「フロマージュ」の違い
「チーズ」と「フロマージュ」の違いを、分かりやすく解説します。
発酵成分を入れた牛乳をかき混ぜればできるのが「チーズ」であり、加熱すると溶けるものから、そのままパンに挟んで食べられる食品まで揃います。
熟成させずに食べられるフレッシュ、あえて白カビを増やして熟成させたもの、独特な風味が癖になる青カビ、外の皮を洗って熟成させるウォッシュ、他にもハード、シェーブル、セミハード、プロセスチーズなど8種類ものタイプがあるのが「フロマージュ」と違う点です。
もう一方の「フロマージュ」は英語で「チーズ」という言葉であり、フランス語で表します。
種類はミモレット、カマンベール、モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、マスカルポーネ、ラクレット、パルミジャーノ・レッジャーノの7種類が揃う食品です。
まとめ
どちらも同じ食品を意味する言葉ですが、フランスでは「フロマージュ」といい、日本では「チーズ」という言い方をすると覚えておくといいでしょう。