固体や物体などをすり潰す時に使う道具には「乳鉢」や「すり鉢」があります。
この記事では、「乳鉢」と「すり鉢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「乳鉢」とは?
「乳鉢」は「にゅうばち」と読む言葉であり、固体や食品などを粉砕したりすり潰す時に使う道具です。
この言葉に使われている「鉢」は皿よりも深い食器や容器を示す言葉であり、「乳鉢」は専用の「乳棒」を使って粉砕します。
「乳鉢」は食品の加工から調剤、実験など様々な場面で使われており、素材には色々なものが使われています。
「乳鉢」はガラス製や磁製のものから、ステンレス製やメノウ製などが有名です。
「すり鉢」とは?
「すり鉢」とは主に食品をすり潰して混ぜる目的で使われる調理器具であり、古い時代から色々な用途に使われてきました。
「すり鉢」の大きさには色々なものがあり、食材や用途に応じて使い分けることが可能です。
「すり鉢」の内側には櫛目と呼ばれる溝が掘られており、専用の「すりこぎ」を使って食品をすり潰したりペースト状にします。
「すり鉢」を使った料理には胡麻和えや胡麻豆腐、味噌田楽、がんもどき、つみれ、冷汁などが有名です。
「乳鉢」と「すり鉢」の違い
この2つはどちらも食品をすり潰すために使う道具です。
「乳鉢」は食品以外にも薬剤などを粉砕するために使われます。
「乳鉢」は「乳棒」、「すり鉢」は「すりこぎ」という道具を使ってすり潰します。
「乳鉢」の例文
・『調味料を乳鉢で作ります』
・『実験用に使っていた乳鉢が壊れてしまったので、新しく買い替えました』
「すり鉢」の例文
・『実家には年代物のすり鉢があり、今でも現役で使っています』
・『すり鉢を使う際には落ちないようにしっかりと抑えることが必要です』
まとめ
「乳鉢」や「すり鉢」は固体のものをすり潰す時に使う道具であり、実験から料理まで色々場面で使われています。
実験に使われる「乳鉢」は色々な種類があります。