「ゾンビ」と「ミイラ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ゾンビ」と「ミイラ」の違いとは?違い

この記事では、「ゾンビ」「ミイラ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「ゾンビ」とは?

漫画や映画といった世界の中に出てくる架空の生き物である「ゾンビ」は、蘇った死体を表します。

一度死んだ人が土の中に埋められて腐敗していく段階で掘り起こされた生き物であるため、皮膚は黒ずんでただれ落ち、骨が見えてしまっている骸骨になる前の恐ろしい姿です。

歯も所々抜け落ちていたり、目が飛び出ていて臭いといった近寄りがたく、ぎこちない歩き方もこの世の者ではない生き物として人間を恐怖に陥れます。

また、「あー」「うー」とどこか苦しそうな声を出して人に向かって来る姿も実に異様に感じさせるのです。


「ミイラ」とは?

死んだ人の遺体から丁寧に内臓を取り出して、すばやく乾燥させる防腐処理が行われるのが「ミイラ」です。

まずは亡くなった人の脳と内臓を取り出し、塩漬けにしていきます。

その後、しっかり乾燥させてから防腐剤を全体的に塗り、菌によって皮膚が食べられないよう殺菌してから密封するのです。

そして全体的に包帯をしっかり巻いてから空気が入らず、太陽の光が入り込まないよう木箱に入れて、真っ暗な穴に入れて保管します。


「ゾンビ」と「ミイラ」の違い

「ゾンビ」「ミイラ」の違いを、分かりやすく解説します。

ホラー映画や恐ろしい二次元の世界を題材にしたアニメ作品の中によく出てくる腐乱した死体を「ゾンビ」といいます。

ゲーム世界でも恐怖心を与える敵役としてよく現れて襲ってきたり、悪さするといった行動を見せるわけです。

皮膚は腐り、怨念を抱いたように唸り声をあげながらゆっくり獲物を探す歩く姿がよく描かれます。

もう一方の「ミイラ」は何百年と原型を保ったままの状態で保存しておけるよう、亡くなった人の人体をすばやく防腐処理して、包帯を巻いて日が当たらない暗い場所で保存するところが違う点です。

また、「ゾンビ」は架空の一般人ですが、「ミイラ」は位の高い人や王族関係者といった実在した人物になります。

まとめ

どちらも死んだ人を指す言葉ですが、どのような人を対象にしているか、亡くなった後の処理方法などに違いがありますので、自分なりに見比べてみるといいでしょう。

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