この記事では、「アマガエル」と「アオガエル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アマガエル」とは?
「アマガエル」とは、アマガエル科アマガエル属に分類されるカエルの一種であり、漢字では「雨蛙」と表記されます。
黄緑色の背中と白い腹部、そして、目、耳から鼻筋にかけて一本の褐色の筋が入っているのが外見的な特徴です。
個体によっては色素細胞の変異が原因で黄色や青、空色のものも確認されています。
また、保護色として背中の色は灰褐色のまだら模様に変化させることができ、これは周りの温度や湿度、明るさによってホルモンが分泌され、皮膚の色素細胞が拡張されたり、伸縮されたりすることによって起こるようです。
また、「ゲッゲッゲツ」や「クワックワックワッ」と聞こえる鳴き声も特徴の1つであり、これは繁殖期にオスがメスに対して、自分の存在を知らせるための「広告音」と呼ばれています。
また、繁殖期でなくても、雨が降りそうになると「雨鳴き(あまなき)」や「レインコール」と呼ばれる鳴き声を発し、この生態から「アマガエル(雨蛙)」という名が付けられたそうです。
「アオガエル」とは?
「アオガエル」とは、アオガエル科に分類されるカエルの総称です。
黄緑色の体色に白い腹部、黄色の眼が外見的な特徴ですが、地中にいるときなどは体色が保護色の茶褐色に変化しているケースも見られます。
繁殖期を迎えると「キリリキリリ」や「コロロコロロ」と聞こえる鳴き声を発します。
「アマガエル」と「アオガエル」の違い
「アマガエル」と「アオガエル」の違いを、分かりやすく解説します。
「アマガエル」はアマガエル科アマガエル属に分類されるカエルの一種であり、「アオガエル」はアオガエル科に分類されるカエルの総称です。
主な違いとしては、「アマガエル」は目、耳から鼻筋にかけて褐色の筋を持ちますが、「アオガエル」にはこの筋がありません。
また、「アマガエル」は「ゲッゲッゲツ」や「クワックワックワッ」と聞こえる鳴き声を発し、「アオガエル」は「キリリキリリ」や「コロロコロロ」と聞こえる鳴き声を発します。
まとめ
「アマガエル」と「アオガエル」はどちらもカエルの仲間ですが、生物学上の分類や外見、鳴き声に主な違いがありました。