この記事では、「薙刀」と「槍」の違いを分かりやすく説明していきます。
「薙刀」とは?
薙刀とは、なぎなたと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事となりますが、山の一部が崩れ横に切り払った様になる部分といった意味を持っている薙の漢字に、はものやかたなといった意味を所有している刀の漢字を付け足す事によって誕生した言葉となっています。
だからこそ薙刀は、長い柄の先端に反り返った形状の刃を付けた武器を表すのです。
「薙刀」の言葉の使い方
薙刀は、長い柄に反り返った形の刃を取り付けた武器に対して用いられる言葉となっています。
長柄武器の1種であり、振り回しつつ先端の刃で薙ぎ切って使うものに対してこの薙刀という言葉が使用されているのです。
「槍」とは?
槍は、やりと読むのが正しい読み方となっています。
長い柄の先に、細長い剣を取り付けた武器の事を示す言葉となっているのです。
「槍」の言葉の使い方
槍は、長い柄の先に細長い剣を取り付けた形状の武器を指し示す言葉として用いられています。
長い柄を持つ細長い形の武器であり、基本的には先端にある剣で突き刺す事を目的として使用される武器です。
そういった特徴の武器であるため、横槍を入れる、という風にこの言葉を使った表現も見掛ける事が出来ます。
「薙刀」と「槍」の違い
薙刀と槍の漢字表記を見比べれば、使用している漢字も読み方も全然違う言葉同士であると気付けるものです。
所がどちらも長い柄を持つ武器であり、ぱっと見の形状が似ていたりする点はややこしかったりします。
とはいえ薙刀は、先端に反り返った刃が付いており、薙ぎ切って使う武器です。
一方の槍は柄の先に尖った刃を付け、突き刺して使用するのが基本の武器を示します。
まとめ
2つの言葉に共通する漢字はないものの、どちらも長柄武器であり、形状的には似ている部分もあるのです。
ですが薙刀は、柄の先端に反り返った刃が付いており、薙ぎ切って使用する武器に対して使うべき言葉となっています。
対する槍は柄の先に細長い剣が付けられ、主に相手を突き刺す事を目的とした武器に用いる言葉です。