この記事では、「湾曲」と「歪曲」の違いを分かりやすく説明していきます。
「湾曲」とは?
「湾曲」は「わんきょく」と読みます。
意味は「弓なりに曲がること」です。
ある物や土地の形が真っすぐではなく、ゆるやかにカーブを描いた形状になっていることを表します。
「湾曲」の言葉の使い方
「湾曲」は名詞として「湾曲する・した」「湾曲部」などと使われます。
「湾」は「いりえ」とも読み「海が陸地に入り込んでいる所」から転じて「弓なりにうねる」という意味、「曲」は「ま(がる)」とも読み「くねる」「うねる」という意味、「湾曲」で「弓なりにうねること」になります。
「歪曲」とは?
「歪曲」は「わいきょく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物を弓なりの形状にすること」という意味です。
2つ目は「事実をわざと違う様に伝えること」という意味です。
「歪曲」の言葉の使い方
「歪曲」は名詞として「歪曲する・した」「歪曲される」などと使われます。
「歪」は「ゆが(む)」とも読み「正しくない方向へまがる」という意味、「曲」は「くねる」「うねる」という意味、「歪曲」で「正しくない方向へ導かれていくこと」になります。
「湾曲」と「歪曲」の違い
「湾曲」は「弓なりにうねること」です。
「歪曲」は「正しくない方向へ導かれていくこと」です。
「湾曲」の例文
「湾曲」の例文は以下の通りです。
・『大きな川がゆるやかに湾曲して流れている』
・『角が大きく湾曲した野生のオス山羊が現れる』
・『鉄の棒が強い圧力により湾曲する』
「歪曲」の例文
「歪曲」の例文は以下の通りです。
・『ネット記事により事実が歪曲されて広まる』
・『原作者の意図を歪曲した二次創作が出回る』
・『ガラスの透明度が低いと光が歪曲されて伝わる』
まとめ
今回は「湾曲」と「歪曲」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。