最近では、「イチゴ大福」を筆頭に、大福の中に様々な食材を入れたお菓子が豊富に作られています。
特に、とちとちの名産品を使用したユニークなものが登場することによって、新しい地方銘菓の繁盛にも一役買っています。
この大福は、ある時期から普通にスーパー等で売るようになって、時間が経っても固くなりません。
これは材料に「求肥」を使うようになったからです。
それでは、この「求肥」とはどういう意味でしょうか。
また、「餅」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「求肥」と「餅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「求肥」とは?
「求肥」とは、「ぎゅうひ」と読み、お菓子の原料として有名なもち米から作られたものです。
通常は、弾力があり、簡単に?み切れる程度の固さなので、様々な味や形に加工することができるため、主に和菓子の世界では重宝されています。
「餅」とは?
「餅」とは、お正月のお雑煮の中に入っているものとして有名な弾力のある食べ物です。
もち米を蒸したものを杵でついて柔らかくした状態の物のことを言います。
「求肥」と「餅」の違い
「求肥」と「餅」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、もち米を原料とした食べ物であるという部分は同じですが、最終的な作り方が違います。
この違いによって、時間がたてば固くなる「餅」と、固くならない「求肥」になります。
その作り方の違いとは、「求肥」が「餅粉」という状態にしたもち米を使っているのに対して、「餅」は、もち米を蒸したものをついて作るというところです。
まとめ
この記事では、「求肥」と「餅」の違いを、解説してきました。
ここまで説明してきたように、「求肥」はいろいろなお菓子に使われて発展してきました。
逆に「餅」に関しては、お正月などに、お雑煮にしたり、きな粉やあんこを付けて食べるような伝統的な形でしか残っていません。
この原因の大きな部分は、前述したように、「餅」がすぐにかたくなってしまうことなので、この部分を改善したものが開発されれば、この状態も変わってくるかもしれません。