「民謡」と「詩吟」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「民謡」と「詩吟」の違いを分かりやすく説明していきます。
「民謡」とは?
「民謡」の「民」には、国民といった意味があります。
そのことから、「民謡」には、国家や社会を構成する人々が謡うものといった意味があります。
民衆の労働や儀礼といった集団の中で自然に発生し、その後、伝承されてきた歌謡が「民謡」。
地域性が強く、日常の素朴な生活感情を反映しているといった特徴があります。
「民謡」には、盆踊り歌や祝い歌、仕事歌などがあります。
例えば、北海道のソーラン節、大阪の河内音頭、福岡県の炭坑節などがあります。
「民謡」の言葉の使い方
「民謡」には、「民謡音階」や「民謡歌手」、「琉球民謡」、「メキシコ民謡」などといった言葉があります。
また、使い方としては、「民謡を歌う」といった形で用いられます。
「詩吟」とは?
「詩吟」とは、読み下した漢詩に節をつけ吟じるもの。
つまり、読み下した漢詩に節をつけ口にすること、歌うことを意味します。
「詩吟」の言葉の使い方
「詩吟」の場合、「詩吟を教える」や「詩吟をする」、「詩吟を習う」などといった形で用いられます。
「民謡」と「詩吟」の違い
「民謡」は、民衆の労働や儀礼といった集団の中で自然に発生し、その後、伝承されてきた歌謡を指し、「詩吟」は、読み下した漢詩に節をつけ口にすること、歌うことを意味します。
「民謡」の場合は、音楽に乗せ歌うこともありますが、「詩吟」の場合、音楽は流れません。
自分の声だけで行なうものになります。
どちらも昔から伝わる歌といった共通点は明日ものの、それ以外は全く別物となる「民謡」と「詩吟」。
盆踊り歌なども「民謡」に含まれることから、一般的には、「民謡」のほうは馴染みがあり、「詩吟」の方が少し特別なものだといった違いもあります。
まとめ
以上のよう「民謡」と「詩吟」は、全く別物になります。