この記事では、「ビスキュイ」と「ビスコッティ」の違いを分かりやすく説明します。
ビスキュイとは?
ビスキュイとは洋菓子のスポンジ生地を表す言葉で、卵白と卵黄を別々に泡立てて作るものをいいます。
スポンジ生地にはビスキュイの他に、卵白と卵黄を一緒に泡立てて作るジェノワーズもあります。
また、ビスキュイはスポンジ生地だけではなく、ビスケットや乾パン、クッキーなど硬い焼き菓子全般を指す場合もあります。
アイスクリームに添えたりして食べることもあります。
ビスキュイの語源はフランス語の「bis cuit」で、2回焼くという意味があります。
2回も焼くことで水分を飛ばし、保存性を高めていました。
航海など長旅をする際に食べられていたといいます。
また、ビスケットもビスキュイから派生した食べ物です。
ビスコッティとは?
ビスコッティとはイタリアに伝わる伝統的なお菓子で、カントゥチーニと呼ばれることもあります。
カントゥチーニはイタリアのトスカーナ地方の呼び名です。
2回焼いてあるのが特徴で、塊のまま焼いてから切ったものをもう1度焼いて作ります。
2度焼くことで長期保存もできます。
硬いザクザクとした食感が特徴で、歯ごたえがあります。
ビスコッティはイタリアでは朝食として食べることもあり、カプチーノやコーヒーに浸して食べたりもします。
アーモンドを加えたものが定番となっています。
ビスキュイとビスコッティの違い
ビスキュイはフランスの焼き菓子で、ビスコッティのルーツといわれています。
また、ビスキュイはスポンジ生地を指す場合もあり、卵白と卵黄を別々に泡立てて作ります。
焼き菓子としてのビスキュイは、ビスコッティと同様に2度焼いてあります。
まとめ
ビスキュイはフランスの焼き菓子で、スポンジ生地を指すこともあります。
ビスキュイから生まれたのが、イタリアの伝統的なお菓子であるビスコッティです。
どちらも二度焼いてあり、硬い食感が特徴です。