「くれぐれも」と「どうぞ」の違いとは?分かりやすく解釈

「くれぐれも」と「どうぞ」の違いとは?違い

この記事では、「くれぐれも」「どうぞ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「くれぐれも」とは?

怪我や病気をせず、いたって健康的に暮らせるよう願う気持ちを丁寧に伝えるとき使うのが「くれぐれも」です。

使い方としては、「くれぐれもお気をつけて~」といったように伝えます。

相手を心配して、心から気遣う気持ちをさりげなく電話や手紙で伝えたいと思うとき使うわけです。

とくに、冬の寒い季節や相手が事故で怪我をしそう、高齢者であるときに使う場合が多い言葉です。


「どうぞ」とは?

相手が目上の人であったり、大事な取引先など身体を労わってほしいと願う気持ちを伝えるとき使うのが「どうぞ」です。

旅館でも使われている言葉であり、「どうぞごゆっくりとお過ごしください」と客が部屋で自由に寛いでほしいと心から願う気持ちを伝えて、相手の緊張を解きほぐすわけです。

相手を丁重にもてなすとき使う言葉としてよく使われています。


「くれぐれも」と「どうぞ」の違い

「くれぐれも」「どうぞ」の違いを、分かりやすく解説します。

相手に注意を促しつつ、心配する気持ちを込めて使う言葉を「くれぐれも」といいます。

空き巣が増えているときは、「戸締りをして、くれぐれも用心ください」と伝えて、犯罪に巻き込まれないよう注意を促すのです。

もう一方の「どうぞ」「くれぐれも」より意味が軽く、挨拶したり、人をもてなすとき使う言葉といったところが違う点です。

「くれぐれも」の例文

・『この個人情報はくれぐれも口外しないようお願い致します』
・『くれぐれも滑らないよう十分に対策して、ご来店ください』

「どうぞ」の例文

・『どうぞお先に並んで荷物の発送手続きをしてください』
・『どうぞ不要なものはこの棚に置いて行ってください』

まとめ

「くれぐれも」「どうぞ」よりも相手を気遣い、心から強く心配する気持ちが伝えられる言葉です。

自分なりにうまく使い分けて、相手を失礼なく気遣える人になってみましょう。

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