「無病息災」と「平穏無事」の違いとは?分かりやすく解釈

「無病息災」と「平穏無事」の違いとは?違い

この記事では、「無病息災」【むびょうそくさい】と「平穏無事」【へいおんぶじ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「無病息災」とは?

病気もなく、元気に毎日が暮らせるよう祈ることを「無病息災」【むびょうそくさい】といいます。

足腰も軽快に動かせて、登山したり孫と遊んで楽しく暮らせるだけでなく、高齢になっても風邪などひかず、いたって健康に毎日の生活ができるよう神社に行って願うわけです。

また、隣家の火事で家が燃えたり、地震で倒壊し、津波がきて家族やペットが流されるといった災いがないように祈るといった意味も込められています。


「平穏無事」とは?

事故や事件に巻き込まれることなく、毎日を安心して穏やかに暮らせていると表せるのが「平穏無事」【へいおんぶじ】です。

強盗に入られて家族が刺されたとか、親が悪い人に騙されたといったこともなく、いたって穏やかで落ち着いた暮らしができている状況を表します。

また、経済的にも困らず、普通の暮らしができるその状況を遠方に住む親戚や友人に伝えるわけです。


「無病息災」と「平穏無事」の違い

「無病息災」「平穏無事」の違いを、分かりやすく解説します。

家族が病気や災害に巻き込まれないよう神社で祈ることを「無病息災」といいます。

子供も親も元気で毎日を過ごし、健康で長生きできればもっといいと心を込めて神に伝えるわけです。

もう一方の「平穏無事」は、毎日の生活が平和で穏やかに暮らせていることを伝えるときに使います。

「無病息災」の例文

・『友人と旅行に行ったとき神社で祖父母の無病息災を祈った』
・『息子の無病息災を祈ったかいあって、海外から無事帰還した』

「平穏無事」の例文

・『海外に渡った友人から平穏無事と伝えられて、心から安心した』
・『都会に出て大学生活を送る娘から平穏無事と手紙を受け取った』

まとめ

どちらも自分や家族が良い状態であることを伝えられる四文字熟語ですが、意味に違いがありますので、状況に応じて自分なりにうまく使い分けてみましょう。

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