この記事では、「だんごむし」と「わらじむし」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「だんごむし」とは?意味
人に触られたり、石をどかされて周囲が明るくなったとき丸まって身をまもるのが「だんごむし」です。
殻は硬く、光沢があるところが特徴的で、有機物を器用に分解する能力もあるため豊かな土壌を作り出します。
「分解者」といった呼び方をするこの虫は、背中に丸みがあり、ドーム型と言われる体型しているのも特徴的です。
動きはゆったりしていて、歩き方は遅いため容易に捕まえられます。
「わらじむし」とは?意味
危険を察知すると驚くほどの速さで逃げるのが「わらじむし」です。
日中は日差しを避けて、鉢や石の下に隠れていますが、明るくなった途端に早く逃げてしまうため捕まえにくい虫です。
腐敗した枯れ葉を食して成長し、糞で豊かな土壌にする虫です。
人や動物に噛み付くといった問題はありませんが、頭部にある糸状多節には毒を持つ触角を持ちます。
刺して毒を注入するときはぴりひりといった激痛がまわるため、腫れたときは水で湿布して痛みを抑えるわけです。
そんな「わらじむし」は日本国内だけでも100種類以上もの種が生息しています。
「だんごむし」と「わらじむし」の違い
「だんごむし」と「わらじむし」の違いを、分かりやすく解説します。
脚は7対といったところは同じですが、「だんごむし」は刺激を与えると素早く丸まるといった特性があります。
お尻部分には突起した尾肢がありますが、「わらじむし」よりは短いところが違う点です。
また、ドーム型で背中は丸く、光沢があるため「わらじむし」よりも見つけやすいでしょう。
もう一方の「わらじむし」は刺激を与えるとすぐ走って逃げます。
頭部に毒を持つ触角があり、触るときは注意が必要です。
また、「だんごむし」のように丸まって身をまもるといった身体の構造もなく、殻は柔らかいといった特性を持つところが違います。
まとめ
どちらも同じ種類の虫ですが、見た目や走りなどに違いがありますので、自分なりに見比べてみるといいでしょう。