この記事では、「マニキュア」と「ポリッシュ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マニキュア」とは?
「マニキュア」=“manicure”とは、化粧の一種であり「手の爪を塗装すること」や「手の爪の塗装に用いる化粧品としての塗料」を意味する言葉です。
「美爪術」や「爪化粧」とも呼ばれています。
ちなみに、「足の爪を塗装すること」は「ペディキュア」と呼んで区別がされています。
「マニキュア」には化粧としての役割のほか、正しく用いれば、爪が割れるのを防いだり、爪の成分が流出するのを防ぐことが出来るとも言われています。
「マニキュア」=“manicure”は「手」を意味するラテン語“manus”と「手入れ」を意味するラテン語“cura”が組み合わさって、出来上がった言葉です。
したがって、「マニキュア」の元々の意味は「手の手入れ」、つまり「ネイルケア」という意味を表していたようです。
爪を着色する化粧は遡ると古代エジプトの時代から確認でき、日本では平安時代に生まれ、江戸時代には「爪紅(つまべに)」として、ホウセンカの赤い汁を爪にこすりつけていました。
現代での「マニキュア」が誕生したのは1950年代のアメリカで、自動車用ラッカー塗料の発明時期と重なることが分かります。
「マニキュア」と関係する言葉としては、髪の毛の表面のみを着色する「ヘアマニキュア」や歯を白く見せるための施術「歯のマニキュア」(=ホワイトコート)、車体の小さな傷の補修用に売られている少量の塗料「車のマニキュア」などがあります。
「ポリッシュ」とは?
「ポリッシュ」とは、正しくは「ネイルポリッシュ」であり、「爪に塗る塗料」を意味する言葉です。
別名「ラッカー」や「マニキュア液」とも呼ばれています。
オシャレとしてでなく、塗ることで爪が割れたりするのを防ぐ効果があると言われています。
また、「ポリッシュ」は刺激の弱いポリッシュ用のネイルリムーバーを用いて、数分くらいで落とすことができるので、簡単にネイルチェンジができるところも利点の1つと言えます。
「マニキュア」と「ポリッシュ」の違い
「マニキュア」と「ポリッシュ」の違いを、分かりやすく解説します。
「マニキュア」は化粧の一種であり「手の爪を塗装すること」や「手の塗装に用いる化粧品としての塗料」を意味する言葉です。
そして、同じく「手の爪の塗装に用いる化粧品としての塗料」を意味する言葉が「ポリッシュ」になります。
したがって、「マニキュア」が含める意味の中に「ポリッシュ」の意味を包括されていると言えます。
まとめ
「マニキュア」は「手の爪を塗装すること」や「手の爪の塗装に用いる化粧品としての塗料」など化粧の一種を表す言葉です。
そして、「ポリッシュ」(正式名称はネイルポリッシュ)は「爪に塗る塗料」を意味する言葉です。