「ドリル」と「ワーク」はどちらも学力を高めることを目的にした学習教材を指す言葉です。
2つの教材にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「ドリル」と「ワーク」の違いを解説します。
「ドリル」とは?
「ドリル」とは、「反復学習を目的とした学習教材」を指す言葉です。
「ドリル」の使い方
漢字の書き取りや計算問題の繰り返しなど同じような内容を何度も繰り返すことで学力を高める学習方法を反復学習といいます。
反復学習用の教材として作られた沢山の問題が掲載されている学習教材を「ドリル」といいます。
「ドリル」は似たような問題を何度も繰り返したことを目的にした問題集です。
算数の計算や漢字の書き取り、歴史の年号など繰り返すことで基礎学力が身につくシンプルな問題がたくさん掲載されている問題集が「ドリル」に当たります。
「ワーク」とは?
「ワーク」とは、「自主学習用の学習教材」を指す言葉です。
「ワーク」の使い方
主に学校の勉強とは別に自宅で学習するように用意された学習教材を指します。
いわゆる自習のための教材でワークブック形式として一冊にまとめられたものが主流ですが、学校から自宅で学ぶように指導される個別教科の課題もワークに含まれます。
「ドリル」と「ワーク」の違い
「ドリル」と「ワーク」の違いは「内容」です。
「ドリル」は練習による基礎学力向上を目指しているので計算問題などシンプルで基礎的な内容が中心なのに対し、「ワーク」は学習理解を深めるのが目的なので基礎的な内容だけでなく読書や作文、観察など応用的な内容や思考力を要求される内容なども含みます。
「ドリル」の例文
・『計算ドリルを解く』
・『ドリルで漢字を学ぶ』
「ワーク」の例文
・『授業に加えてワークも多い』
・『受験対策のワークに取り組む』
まとめ
「ドリル」と「ワーク」は学習内容の違いで区別されます。
学習バランスを適切にするためにも違いを正しく理解しておきましょう。