餅や和菓子にまぶして使う食用の粉末として「きな粉」と「うぐいす粉」があります。
2つの粉はそれぞれどのようなものなので何が違うのでしょうか。
今回は、「きな粉」と「うぐいす粉」の違いを解説します。
「きな粉」とは?
「きな粉」とは、「炒った大豆をすりつぶして作る食用の粉」です。
「きな粉」の使い方
大豆をカラカラになるまで炒って加熱したものをすり鉢や臼などで挽いてすりつぶた粉を指します。
一般的な大豆は加熱すると黄色みがかった茶色になりすりつぶして粉にすると黄色が際立つことから「黄色な粉」が変化して「黄な粉」になった、というのが「きな粉」の名前の由来です。
大豆独特の風味と味わいが楽しめる食材で主に砂糖と合わせて餅や和菓子に絡めたりふりかけたりして食します。
近年は大豆の豊富な栄養を手軽に摂れる食品として注目され牛乳や豆乳に混ぜて飲んだりヨーグルトにかけたりといった新しい使い方も生まれています。
「うぐいす粉」とは?
「うぐいす粉」とは、「炒った青大豆をすりつぶして作る食用の粉」です。
「うぐいす粉」の使い方
原料に青大豆を使う食用の粉で正式には「うぐいすきな粉」といいます。
原料の青大豆に由来する鮮やかな青緑色が特徴で、青緑色が鳥のウグイスによく似た色であることから「うぐいす粉」と呼ばれています。
「きな粉」と「うぐいす粉」の違い
「きな粉」と「うぐいす粉」の違いは「原料」です。
どちらも大豆が原料の粉ですが大豆の中でも一般的な品種である黄大豆で作る黄色みがかった粉が「きな粉」、成熟しても青緑色のままの青大豆で作る粉が「うぐいす粉」という原料となる大豆の品種の違いで区別されます。
大豆で作る粉の総称が「きな粉」なので大豆の一種である青大豆から作る「うぐいす粉」も「きな粉」に含まれます。
まとめ
「きな粉」と「うぐいす粉」は原料となる大豆の種類の違いで区別されます。
味や風味にも原料の違いに由来する差異があるので好みに合わせて使い分けてください。