「家内安全」と「厄除け」の違いとは?分かりやすく解釈

「家内安全」と「厄除け」の違いとは?違い

この記事では、「家内安全」【かないあんぜん】と「厄除け」【やくよけ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「家内安全」とは?意味

愛する家族が重い病気にかからず、火事で家が焼けるといった悪いことが起きないように祈るのが「家内安全」【かないあんぜん】といいます。

喧嘩したり、お金が無くて貧乏になるといった災いが起こらず、常に安定した楽しい生活が送れるように祈るわけです。

そして、家族が前向きに仕事してお金を稼げて豊かな生活ができるように祈ります。


「厄除け」とは?意味

日本では、男性であれば25歳や42歳、女性なら19歳と33歳に災いが起こりやすいので、その厄年には社寺でお祓いしてもらことを「厄除け」【やくよけ】といいます。

「厄除け」をすれば、災害や事故に遭わず、体調を崩すといった災いもなくなるというわけです。

「厄除け」した後は、お守りを持ち歩いたり、御札を貼る人もいます。

また、うろこ模様の品を贈るといった風習も現存します。


「家内安全」と「厄除け」の違い

「家内安全」「厄除け」の違いを、分かりやすく解説します。

家族が健康で、事故にも遭わず楽しく生きられるよう祈るのが「家内安全」です。

お金がないため貧乏になったり、精神的に取り乱すことなく、精力的に生きられるよう神社に行って祈ります。

もう一方の「厄除け」は、厄がつきやすい年になった人を対象に、社寺でのお祓いを意味する言葉です。

室町時代から行われてきた伝承であり、陰陽五行【いんようごぎょう】からきているとも言われています。

「家内安全」の例文

・『一家の家長が家内安全を祈るが、女性も担うことがある』
・『空き巣や強盗が増えているので、家内安全祈願した』

「厄除け」の例文

・『女性が厄除けするときは、青海波を持参するといい』
・『厄除けのお返しには、使える日用品を送る人が多い』

まとめ

どちらも災いが起きないよう社寺に祈る行為を指す言葉ですが、家族の安全を祈るのが「家内安全」で、厄を祓う行為が「厄除け」であると覚えておくといいでしょう。

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