「もち粉」と「白玉粉」の違いとは?分かりやすく解釈

「もち粉」と「白玉粉」の違いとは?違い

「もち粉」「白玉粉」はどちらももち米を原料にした粉ですがどのような違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「もち粉」「白玉粉」の違いを解説します。

「もち粉」とは?

「もち粉」とは、「精白したもち米を水洗いしすりつぶしてから乾燥させて作る粉」です。


「もち粉」の使い方

すりつぶしたもち米を乾燥させた粉で和菓子の大福や求肥の材料として使用されています。

食感はモチモチとしていて歯ごたえがありやや固い食感が特徴です。


「白玉粉」とは?

「白玉粉」とは、「精白し水につけたもち米を水ごと石臼で挽き沈殿物を乾燥させて作る粉」です。

「白玉粉」の使い方

水引きしたもち米の沈殿物から作られる粉で白玉団子の材料として使われています。

寒い季節に作られていたことから「寒ざらし粉」という別名があります。

冷えても硬くならないのが特徴です。

「もち粉」と「白玉粉」の違い

「もち粉」「白玉粉」はどちらももち米から作る粉ですが「もち粉」がもち米をそのまますりつぶして粉にするのに対し「白玉粉」は水ごと挽いたもち米の沈殿物を乾燥させて作るという製法の違いがあります。

どちらももち米を原料にしているのでもちもちした歯ざわりや食感などはよく似ていますが「もち粉」の食感は本来のもちに近く、「白玉粉」はデンプン質がほとんどなのでもちよりも弾力感が強めです。

一番の違いは温度による変化で「もち粉」は冷えるともちと同じように固くなりますが「白玉粉」はでんぷん質が主なので冷えても固くならず柔らかい食感が保たれるのが2つの粉の違いです。

「もち粉」の例文

・『もち粉を練って求肥を作る』
・『もち粉は冷たくなると固くなるので注意が必要だ』

「白玉粉」の例文

・『白玉粉で白玉団子を作る』
・『白玉粉を使っているので冷やしても固くならない』

まとめ

「もち粉」「白玉粉」はどちらももち米を原材料にして作られる粉ですが製法に違いがあります。

食感や性質もそれぞれ特徴があるので目的に応じて使い分けましょう。

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