「スモーク」と「ロースト」はどちらも加熱する調理法です。
この2つは具体的にどのような調理法なのでしょうか。
今回は、「スモーク」と「ロースト」の違いを解説します。
「スモーク」とは?
「スモーク」とは、「煙でいぶして加熱する調理法」です。
「スモーク」の使い方
食材を加熱する調理法はいろいろありますが火で直接焼いたり茹でたりするように直接熱を伝えるのではなく間接的なやり方で加熱する調理法もあります。
食材を直接火にかけず煙の熱を使って間接的に加熱する調理法が「スモーク」です。
サクラやナラなどの木材を細かく切ったウッドチップを火にかけ立ち上る煙に食材をあててじっくりと火を通します。
元々は食材の水分を抜きつつ煙でいぶして殺菌し保存性を高めた燻製を作るための調理法でしたが、現在は煙の風味をつける調理法として保存食以外にも用いられています。
「ロースト」とは?
「ロースト」とは、「直火で炙ったりオーブンに入れたりして焼く調理法」です。
「ロースト」の使い方
食材を火で焼き加熱する調理方法を指します。
フライパンで焼くような直接的な加熱ではなく遠火に当ててじっくりと中までや熱を通すような焼き方が「ロースト」です。
肉をオーブンに入れて焼き上げたり串に刺した肉を遠火で炙ったりなど表面を加熱するだけではなく時間をかけて内部まで熱を通す調理法なので完成までにある程度の時間がかかります。
「スモーク」と「ロースト」の違い
煙を使って加熱するのが「スモーク」、直火やオーブンの熱で加熱するのが「ロースト」という煙を使うか使わないかの違いで区別されます。
「スモーク」の例文
・『サーモンをスモークする』
・『スモークされているので煙の風味が感じられる』
「ロースト」の例文
・『オーブンでじっくりローストする』
・『焦がさないようにローストする』
まとめ
「スモーク」と「ロースト」は加熱の仕方で区別されます。
完成した料理も全く異なる仕上がりなので違いを知っておきましょう。