この記事では、「勝気」と「強気」の違いについて紹介します。
勝気とは?
勝気とは、人に負けまいとする強い気性や性質のことをいいます。
負けん気が強く、競争や勝負において勝とうとする気持ちが強い場合に使います。
「勝気な性格だ」とか「勝気な人」といった使い方をします。
負けず嫌いであることは必ずしも悪いことではなく、それが向上心につながることも多いです。
しかし、勝気という場合にはネガティブなニュアンスが含まれています。
女性や子どもに対して使うことが多い言葉で、あまり男性に使うことはありません。
現代では男女平等の観点から勝気な女性というと、差別的な表現と思われてしまうこともあります。
強気とは?
強気とは、気が強いことや積極的な態度に出る様子のことをいいます。
自分に自信があり、失敗を恐れずに積極的な姿勢で立ち向かう様子を表しています。
相手の要求に対して折れない場合などに使います。
「強気に出る」とか「強気な態度」といった使い方をします。
また、強気は投資用語としても用いられており、金融相場などで上昇を予測して株などの金融商品を積極的に買うことを言ったりもします。
勝気と強気の違い
勝気は人の気性や性格を表している言葉で、人に負けたくないという気持ちが強いことをいいます。
それに対して強気は態度を表すことが多い言葉で、強い姿勢で物事を進める様子のことをいいます。
勝気は女性や子どもなどに使うことが多いですが、強気は性別や年齢を問わず使われます。
それから勝気には、ネガティブなニュアンスが含まれています。
勝気な人という場合には、気が強くて周りが困っているといった様子がイメージされます。
強気にはそういったネガティブなニュアンスは含まれていません。
まとめ
勝気は負けん気が強い性格や気性のことで、強気は積極的な姿勢で立ち向かう様子のことをいいます。
勝気は性格を表す時に使われる言葉で、強気は態度を表す時に使うことが多い言葉です。
