この記事では、風の速さについての「風速」と「風力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「風速」とは?
「風速」とは空気がどれだけの速さで移動しているかという速度です。
空気が動くと風になりますがそれがどれだけの勢いを持っているかは様々な要因の影響を受けます。
その影響の結果風がどれだけの速度を持っているかを指す言葉が「風速」です。
日本では一般的に秒速何メートルという表現をされますが、国際的にはノットという単位で表現することが多いでしょう。
ただし日本もそうですがノットという単位が一般人にとって一般的ではないので秒速何メートルと言う形で表現する国もそれなりにあります。
「風力」とは?
「風力」とは「風速」の高低によって風の強さを区分したものです。
一般的には風の持つエネルギーを指す言葉として使われることが多いですが、風の速さについて言う時の「風力」は区分を指します。
この区分としての「風力」はビューフォート風力階級の略称です。
フランシス・ボーフォートというイギリス海軍少将が航海日誌で体感によって定義していた基準を基に表を作り、それがイギリス海軍全体で風力の記録として定着し、その後陸上でも対応できるよう改正され国際的に使われるようになりました。
「風速」と「風力」の違い
「風速」と「風力」の違いを、分かりやすく解説します。
風がどれだけの速さで動いているかを速さの単位で表したものが「風速」で、それを13段階で区分したものが「風力」です。
「風速」には上限となる数字はありませんが「風力」はどれだけ速い風でも12が上限になります。
まとめ
風の速さを具体的な数値で表したものが「風速」で、それを区分によって0から12の13段階で表したものが「風力」です。
疾風や強風やハリケーンというのは日常でも耳にする機会がある「風力」の段階ごとの名称ですが、「風力」よりは「風速」の方が馴染み深いでしょう。