「肝心」と「重要」の違いとは?分かりやすく解釈

「肝心」と「重要」の違いとは?違い

この記事では、「肝心」「重要」の違いを分かりやすく説明していきます。

「肝心」とは?

「肝心」「かんじん」と読みます。

意味は「欠かすことのできないほど大切なこと」です。

それがなくては意味をなさない、全く役に立たなくなってしまう様な事柄を表します。


「肝心」の言葉の使い方

「肝心」は名詞・形容動詞として「肝心だ・である」「肝心なこと」などと使われます。

「肝心」は、人の身体の五臓である「肝臓」「心臓」を合わせて略した言葉です。

「肝臓」「心臓」は人にとって欠かすことのできない器官であり、それなしには生命を維持できません。

ここから「欠かすことのできない、最も大切なこと」という意味で使われる様になりました。


「重要」とは?

「重要」「じゅうよう」と読みます。

意味は「ものごとの成否や根本にかかわる大切なこと」です。

非常に大きな言意味があり、優先しなければならない様子を表します。

「重要」の言葉の使い方

「重要」は名詞・形容動詞として「重要だ・である」「重要な証拠」「重要書類」などと使われます。

「重」「おも(い)」とも読み「目方が大きい」から転じて「程度がはなはだしい」「意味が大きい」「深刻である」という意味、「要」「かなめ」とも読み「大切なところ」という意味、「重要」「非常に意味が大きく大切なこと」になります。

「肝心」と「重要」の違い

「肝心」「欠かすことのできない、最も大切なこと」です。

「重要」「非常に意味が大きく大切なこと」です。

「肝心」の例文

「肝心」の例文は以下の通りです。

・『肝心の肉がなければ料理ができない』
・『話の肝心な部分が抜けている』
・『彼は肝心な時に役に立たない』

「重要」の例文

「重要」の例文は以下の通りです。

・『重要な法案について議論する』
・『重要書類を金庫に保管する』
・『重要な点について再度説明する』

まとめ

今回は「肝心」「重要」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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