この記事では、「同情」と「同感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同情」とは?
「同情」は「どうじょう」と読みます。
意味は「他人の不幸や苦しみを、自分のことの様に思いやること」です。
相手に対し「かわいそう」「気の毒」など、相手の感情には関係なく、自分の気持ちとして相手に寄り添うことを表します。
「同情」の言葉の使い方
「同情」は名詞として「同情する・した」「同情を寄せる」「同情を引く」などと使われます。
「同」は「おなじ」「共に」「一緒に」「他人と考えや調子を合わせる」という意味、「情」は「ものごとに感じて起こる心の動き」「思いやり」「なさけ」という意味、「同情」で「他人の様子に触れて一緒に感じ、生じる思いやりの気持ち」になります。
「同感」とは?
「同感」は「どうかん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「相手と同じ様に感じること」という意味です。
2つ目は「相手の意見や考えに賛成であること」という意味です。
「同感」の言葉の使い方
「同感」は名詞として「同感だ・である」「同感する・した」と使われます。
「同」は「おなじ」「共に」「一緒に」「他人と考えや調子を合わせる」という意味、「感」は「外部の物に触れて心が動く」「五感に触れてある感じが生じる」という意味、「同感」で「他人と同じ感じが生じる」「他人と接して考えや調子が合う」になります。
「同情」と「同感」の違い
「同情」は「他人の様子に触れて一緒に感じ、生じる思いやりの気持ち」です。
「同感」は「他人と同じ感じが生じる」「他人と接して考えや調子が合う」です。
「同情」の例文
「同情」の例文は以下の通りです。
・『失恋した友人に同情する』
・『彼女は泣いて同情を引く』
・『彼の身の上を聞いて同情を誘う』
「同感」の例文
「同感」の例文は以下の通りです。
・『彼の意見に同感だ』
・『映画の内容に同感するところが多い』
・『ペットロスの気持ちに同感する』
まとめ
今回は「同情」と「同感」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
