この記事では、「神通力」と「魔力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「神通力」とは?
神通力とは、じんつうりき、或いは、じんずうりきと読む事が出来る言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、計り知れない不思議なちからとか働き等の意味を持っている神通の漢字に、肉体的や精神的なちからといった意味を有する力の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ神通力は、常識を超える様な超人的な能力を表すのです。
「神通力」の言葉の使い方
神通力は、超人的な力といった意味の言葉として使われています。
ただし神という言葉が使用されている事からでも分かる様に、怪しげではなく、神や仏に通じている様な不思議な力、といった意味を表現するのです。
「魔力」とは?
魔力は、まりょくか、まりきと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、化物とか人を惑わし災いをもたらすもの、といった意味の魔の文字に、ちからや勢いといった意味がある力の文字を加える事で完成した言葉です。
以上の事から魔力は、人を惑わしたり、引きつける様な摩訶不思議な力を示します。
「魔力」の言葉の使い方
魔力は、人を迷わせたり魅了する様な不思議な力、といった意味の言葉として用いられています。
もっとも魔という漢字が駆使されている事からでも分かる様に、魔物が持っている様な、何処か怪しげな力といった意味を含んでいるのです。
「神通力」と「魔力」の違い
神通力と魔力の漢字表記を見比べれば、神通と魔という漢字の違いに気付けます。
所が最後の漢字は共に力であり、どちらも、常識を逸脱した様な不思議な力といった似た意味を持っているのです。
とはいえ神通力は文字通り、神に通じる様な不思議な力といった意味を表します。
一方の魔力は、魔物に通じる様な怪しげな力といった意味を示すのです。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字があるだけでなく、共に人知を超えた摩訶不思議な力といった意味合いを所有する言葉同士となっています。
とはいえ神通力は、神や仏に通じる様な超人的な力といった意味に使われる言葉です。
対する魔力は、魔物が持っている様な怪しげな力といった意味の言葉として用いられています。