この記事では、「注意深い」と「慎重」の違いを分かりやすく説明していきます。
「注意深い」とは?
物事に気を配る度合いが高いことという意味です。
「注意」には、気を配ることという意味があります。
望ましくないことが起こらないように警戒したり、意識を働かせたりすることです。
「深い」は、程度のはなはだしいさまを表します。
猫の首輪のことで説明をします。
屋外に出ることができる、飼育されている猫がいます。
この猫は首輪をしています。
首輪は、以前は黄色だったのですが、あるときから青色に変わりました。
猫の首輪の色に意識を向ける人はあまりいないことでしょう。
しかし、ある人はよく観察をしていたので、首輪の色が変わったこと気が付きました。
この人は「注意深い観察をしている」といえます。
「慎重」とは?
よく気を配って、物事を軽々しく行わないこと、またそのさまという意味です。
ものを買うときのことで説明をします。
ある人はパソコンを購入しようと思っています。
いいなと思うものがあるのですが、なかなか購入に踏み切れません。
他にいいものがあるかもしれない、この製品ではない方がいいのかもしれないなど、購入することに注意をしており、なかなか行動に踏み切れないのです。
高価なものなので、軽々しくは購入できません。
このようなさまを「購入に慎重になる」といいます。
気をつける度合いが高く、物事を軽々しく行わないさまをいいます。
「注意深い」と「慎重」の違い
「注意深い」と「慎重」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、気を配る度合いが高いことです。
注意する度合いを意味します。
後者にも、気を配る度合いが高いという意味があるのですが、それだけでなく、軽々しく物事を行わないという意味も含まれています。
注意する度合いのことだけでなく、行動するときの様子の意味も含まれているのです。
まとめ
どちらの言葉にも、気を配る度合いが高いという意味を持っていますが、一方には行動が軽々しくないという意味も含まれています。
その点に違いがあります。