「奇麗」と「綺麗」の違いとは?分かりやすく解釈

「奇麗」と「綺麗」の違いとは?違い

この記事では、「奇麗」【きれい】と「綺麗」【きれい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「奇麗」とは?意味

滅多にない物を「奇麗」【きれい】といいます。

数が少なく、世の中にあまり出回っていない珍しい物に感動したとき使われている言葉であり、鳥肌が立つほど不気味でも美しいと感動する気持ちを表すわけです。

例えば、鼈甲【べっこう】でできた髪飾りは光に当たればなんとも言えぬ輝きを見せますが、その状態を見て「奇麗」と感想を述べます。


「綺麗」とは?意味

美しい人や音声について惹きつけられる気持ちを表すのが「綺麗」【きれい】といいます。

「綺麗な人は魅了する」といえば、美貌で周囲を喜ばせるといった意味で使われている言葉です。

目の前に広がる景色が「綺麗」といえば、その美しい光景に感動した気持ちを表します。

このように、いかに人を感動させるほどの魅力的な美しさがあるか表現できる言葉なのです。


「奇麗」と「綺麗」の違い

「奇麗」「綺麗」の違いを、分かりやすく解説します。

骨董品や装飾品を見たとき、その貴重性と美しさに感動したとき、人は「奇麗」というのです。

輝くような華やかで美しい色を放つ物を見たときの気持ちを伝えられます。

もう一方の「綺麗」は人の内面から湧き出る美しさや、穢れが無い透き通った声などに心惹かれた人が褒める意味を込めて使う言葉です。

「綺麗な女性」といった言い方をするときは肌も髪の毛も美しく、輝く光に包まれているように見える華やかな容貌の人であることが伝わります。

「奇麗」の例文

・『あまりにも首輪が奇麗だったので、つい買ってしまった』
・『今までに見たこともない奇麗な壷に惹かれて、夜も眠れない』

「綺麗」の例文

・『清潔感があり、人に優しい女性は本当に綺麗だと感じる』
・『綺麗な風景を見ると心が癒されて、清らかな気持ちになる』

まとめ

どちらも同じ読み方をする言葉ですが、使う状況に違いがありますので、どのようなときに使えばいいかを自分なりに考えて使い分けてみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典