この記事では、「大寒桜」と「河津桜」の違いについて紹介します。
大寒桜とは?
大寒桜とはカンザクラの園芸品種で、「オオカンザクラ」といいます。
大寒桜は、カンヒザクラとオオシマザクラが交雑して生まれた品種と考えられています。
原木は埼玉県川口市の安行にあったもので、それが各地に広まりました。
カンザクラよりも花が大きいので、大寒桜という名前が付きました。
昔は地名から安行寒桜と呼ばれたこともあったようです。
大寒桜は3月上旬頃から開花し始めるので、寒桜よりは開花時期が遅くなっています。
桜の代表的な品種であるソメイヨシノよりは、1週間程度早く咲きます。
花の色は薄紅色で、下向きについて完全には開きません。
河津桜とは?
河津桜とは、カンヒザクラとオオシマザクラから生まれた品種です。
原木があったのは静岡県河津町で、地名から河津桜という名前になりました。
「カワヅザクラ」といいます。
河津町の木としても登録されています。
また、花は紫がかったピンク色をしており、早咲きなのが特徴です。
2月下旬頃から3月上旬にかけて花が咲きます。
それから河津町では、例年河津桜まつりが開催されます。
2月上旬から3月上旬にかけてで、河津川にそって河津桜の並木が続いています。
夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気になります。
大寒桜と河津桜の違い
大寒桜も河津桜もカンヒザクラとオオシマザクラの交雑によって生まれた品種です。
大寒桜と河津桜では、花の色や開花時期に違いがあります。
大寒桜の花は淡いピンク色をしていますが、河津桜の花は濃い紫がかったピンク色をしています。
それから開花時期はどちらも一般的な桜よりも早いですが、河津桜の方がより早く咲きます。
また、大寒桜の原木は埼玉県にありましたが、河津桜の原木は静岡県にありました。
まとめ
大寒桜は花の色が淡いピンクで、河津桜は濃い紫がかったピンク色をしています。
開花時期は、河津桜の方が早いです。